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5月15日	5月15日	5月15日
今日は私のほうがとても動揺した。朝、巣にツバメがいなかったがさほど気にしていなかった。ところが昼過ぎ、巣のそばの地面に、割れた卵のようなものを発見したのだ。ひょっとして何者かに巣が襲われて卵はないのではないかと。1時間ばかり待ってもツバメが巣に戻る様子がないので、巣の上に鏡を差し込み写した写真がこれ。どうも卵はなさそうだ。がっくり。	しばらくして外で見ていると2,3羽のツバメが飛んできて、ビルの巣のあたりに入ってすぐ出てきた。そのうち1羽は電線に止まって巣のあるビルのほうをじっと見ている。	もう一度ビルに戻って巣を見ると、いるいるいつもの姿勢で巣の中にいる。子作りはまだこれからなのだろう。明日からも写真日誌は続けよう。
5月15日	5月15日
そのあと箕面の滝まで上ってくる。連日の雨で水量は豊か。	新緑も鮮やかである。

5月16日	5月16日	5月16日
今朝も巣は空っぽ。傷心の私。このあたりに60年住む人から、これから生むのと違いますかと慰められてちょっと気を取り直す。昼、電車に乗って出かける用事があり、箕面駅の元気な子ツバメたちを写す。	ピントが甘く恐縮だが、子ツバメたちの頭にとさかのようなうぶ毛があるのがわかるだろうか。大きな巣で6匹もいる。	これが我がビルの巣。夜診を終えて帰る時。ツバメはきっちり巣の中にいてくれた。卵があるなしにかかわらずまた明日会いましょう。

5月17日	5月17日	5月17日
今朝も巣にはツバメの姿がない。3階にあがってクリニックから見ると向かいの電線にツバメがこちらのビルを見ているようだ。何を思うのか。	4時にクリニックを出るとき。ツバメの姿はない。さびしい。ツバメ写真日誌もいったん休止にしないといけないのだろうか。	夜は大阪精神科診療所協会の総会に出席。特別講演はうつ病研究の重鎮笠原嘉先生のお話。

5月18日	5月18日	5月18日
今朝も巣にはツバメの姿がない。これ以上期待するのはツバメ君にも悪いし、読者の皆様にも悪いみたいだ。	ビルの巣の前で見下ろしているように見えるツバメ。巣の主なのだろうか。毛づくろいするばかりでこれといった行動はとらない。	電線に並んでいるのはビルの巣の主達なのだろうか。それならば微妙な距離にいるものだ。しばし見上げていたけれどずっとこのまま。

5月19日
朝、巣の中にツバメはいない。昼に見てもいない。しかし、午後8時にはこのように雌と思われるツバメがいた。ちょうどこのとき雄ツバメが訪れてきたが、私たちがいたのでまた引き返した。きっと夜はここで仲良く過ごすのだろう。もう少し観察させてもらうことにしよう。

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